・構築経緯
まず、今回の構築を組む時にSM最後の環境だったので「現時点で最もパワーの高いメガシンカ」から考え始めました。
個人的にはやはり最も特性上、数値においてアドバンテージが取れる「加速」を有したメガバシャーモがパワーが高いという結論に至りました。
そこで、メガバシャを常に選出することを意識し、1メガ構築で組めないかと考えていたところ「まもる」というワザは択を生み出す上に、1ターンで取れるアドバンテージが最も小さいことから「まもる」不採用に行き着きました。
次に、バシャの積み技は剣舞が殆どですが剣舞は過剰火力では?と考えタイマン性能を重視し、守るの枠を耐久数値上昇が可能でABミミッキュと殴り合える「ビルドアップ」にすることから始まりました。
・個別紹介
バシャーモ
性格 :陽気
持ち物:メガストーン
特性 :もうか→加速
努力値:140-60-20-0-36-252
実数値:173-148-193-*-95-145
→173-188-103-*-105-167
技構成:フレアドライブ/飛び膝蹴り/ビルドアップ/バトンタッチ
調整
A:1段階上昇跳び膝蹴りで無振りメガバシャーモを確1
1段階上昇フレアドライブで特化メガバシャフレドラ耐え調整ABミミッキュ確1
B:特化ミミッキュのじゃれつくZ+影打ち確定耐え
D:ダウンロード対策
本構築の軸。選出率はモチロン1位。
構築経緯でも書いたようにミミッキュとも互角に戦えるバシャーモを考察したところ、後出しミミッキュに強く出れるこの型に。
先発性能も高く、特化バシャのフレドラ耐え調整を崩せる。
いくら陽気で火力を削っていても積んでしまえば特化バシャよりも火力は出る。
そもそも、バシャのビルドアップって言っちゃえば物理版蝶舞だし、これからはバシャに限ってビルドアップは「
筋肉の舞」ということにします。
「バトンタッチ」を採用しているが、基本的にバトン特化の個体ではなく選択肢の一つとして強いための採用。ムリにビルドバトンを狙う必要はない。
また、守るは欲しい場面はモチロンあったが切れるワザはなかった。
初手対面バシャミラーに圧倒的に強く、バシャ環境になる事を見越してということもあった。
問題は、環境最終盤においてバシャメタが過剰になりバシャミラーが激減したことである。
ガブリアス
性格 :陽気
持ち物:ドラゴンZ
特性 :鮫肌
努力値:0-252-4-0-0-252
実数値:183-182-126-*-105-169
技構成:逆鱗/地震/剣の舞/身代わり
普通の龍Zガブリアス。本構築のキャプテンがバシャなら、本構築のエースはコイツ。
カバルドン環境が続くのは見えており、カバルドンやランドロスのような数値受けを破壊できるZ枠としての登板。
実際、ガブの採用が落ちていることや構築がサイクルに見えることもあってかスカーフ一点読みされやすく、Easy WINできることも多々あった。
「
筋肉の舞」バトンタッチから繋がると止めれるポケモンはほぼおらず、身代わりがナットレイのジャイロを耐えたりするのでエーススペックは変わらないと感じた。
また、テッカグヤなどの本来突破できないようなポケモンも剣舞龍Zのような数値ゴリ押しが可能なため、岩ワザが欲しいと感じることはあまりなかった。
選出率3位
カプ・コケコ
性格 :陽気
持ち物:デンキZ
特性 :エレキメイカー
努力値:0-236-20-0-0-252
実数値:145-165-108-*-195-200
技構成:ワイルドボルト/蜻蛉返り/リフレクター/自己暗示
物理型デンキZコケコ。基本的に出す場合は先発が多い。ゲッコウガなどの高速アタッカーに上から圧をかけるための採用。
初手にミミッキュなどの物理アタッカーと対面したときはリフレクターから入る。
壁込でミミッキュのじゃれつくZ+じゃれつく+影打ちを耐える(はず)
壁に依存しているわけではないので無理して壁展開する必要はない。
また、自己暗示の枠は元々光の壁だったが使うことが全くなく、何か探していたところ某フォロワーさん(@pokexcel)と通話中に
ワイ「なんかワザないっすかね?」
茶「自己暗示覚えますねコイツ」
ワイ「ふーん」ダメケイポチポチ
ワイ「え?1段階上昇フィールドワイボZで耐久マンダも無振りリザXも飛ぶやん」
という経緯からの採用。
先発対面リザはYなら引くし、Xなら龍舞なので基本的にリフレクから入る。
マンダの1段階上昇地震も1段階上昇フレドラも壁込で確定耐えなので龍舞されたら下から自己暗示で切り返します。
かなりピンポイントなワザだが、カビゴンにひたすらのろい積まれても切り返せたので神だった。意外と使い道は多いということが分かった。
また、陽気ASベースのためコイツにバトンを繋いでエースにすることも可能。
「
筋肉の舞」バトンタッチはバシャに対してメガマンダ後出しから絶対的有利を作り出せた。
選出率5位
カプ・レヒレ
性格 :図太い
持ち物:バンジの実
特性 :ミストメイカー
努力値:244-0-140-4-4-116
実数値:176-*-
168-116-151‐120
技構成:熱湯/ムーンフォース/瞑想/リフレクター
H偶数は半分木の実のため。
かなりSに回した図太いレヒレ。これで大体のABミミッキュは抜ける。
基本的に裏から出すが、カバマンダなどのように先発有利が取りやすそうなら初手から出す。
数値が足りていないので、半減読みで出さないと割とキツいが、ここまでSに回したおかげで1加速バトンタッチで最速メガルカリオまで抜ける。
最も大きな採用理由はカバルドンに対して「
筋肉の舞」バトンを通したら上から瞑想リフレクを積めるのでそこから要塞化してEasy WINできる。
上からリフレク瞑想積んでくるレヒレマジでバケモノ過ぎた。
また、熱湯は基本的に波乗りだったりするが、1瞑想熱湯でも無振りメガバシャは確1だったため長く居座ることも考慮して追加効果を優先した。
メガせずに龍舞してくるギャラドスや残飯テッカグヤなどに対して試合を決めるほどの莫大なアドバンテージを狙えることもあってクソ強かったからおすすめ。
選出率2位
ジャローダ
性格 :臆病
持ち物:きあいのタスキ
特性 :天邪鬼
努力値:4-0-4-236-12-252
実数値:151-*-116-125-117-181
技構成:リーフストーム/めざめるパワー(氷)/蛇にらみ/光合成
普通のタスキジャローダだが、めざパは氷で採用している。
構築上、マンダをアホほど誘うためそれに対する打点としてリフストからワンパンすることが(ワンチャン)可能なめざ氷。
先発性能が高く、バシャに飛んでくる高火力水技を受けれるポケモンとしての採用。
タスキを盾に仕事するのが大半だが、バシャの「
筋肉の舞」バトンタッチからエースにすることも出来るため光合成を採用。
最初はブルルだったがあまりにもマンダに弱かったためにコイツとなった。
ワイ「うーーんいい草枠、ブルル以外にない?」
茶「ジャロじゃないっすか?」
ワイ「ジャロにバトンしたら能力下がるやんwwwwwwww」
茶「いや、下がんないっすよ」
ワイ「は?????」
なんと天邪鬼にバトンしても下がらないらしい!!初めて知ったよね。
選出率6位
テッカグヤ
性格 :穏やか
持ち物:食べ残し
特性 :ビーストブースト
努力値:228-0-84-4-148-44
実数値:201-*-134-128-153-87
技構成:エアスラッシュ/やどりぎのタネ/みがわり/ボディパージ
調整
B:余り
D:特化テテフのフィールド眼鏡サイキネ2耐え
S:2段階上昇後、準速メガマンダ抜き
いわゆるオタクカグヤ。結構な頻度で服を脱ぐ。
このカグヤはヒコウZが多かったりするが、残飯の方が普通に使いやすい。
基本的にテテフなどのフェアリーやエスパーなどを見る枠だが、低火力高耐久のポリ2などはムリヤリ起点にしてしまえる。
また、マンダに対しても択が発生するが1:1くらいは取れる。
レヒレと同じく「
筋肉の舞」バトンタッチから展開できれば、要塞と化すことが出来るのでコイツで詰ませてしまうプランも取れる。
単体スペックも非常に優秀なので、バトンなどに頼らずサイクルする場合は素直に繰り出せる。
選出率4位
・感想・使用感
ぶっちゃけるとめちゃくちゃ楽しい。
とにかく今回は構築内に勝ちパターンを豊富に採用した。
有限サイクル(再生技を多用しないいわゆる攻めサイクル)もある程度こなせる上に、ほぼすべてのポケモンが「
違ったタイプの積み技」
を採用しているため、あらゆる構築に対して不利にならずに戦えた。
しかし、組み始めた中盤はすんなり1900まで乗ったが、終盤になるにつれて組み始めたころと大きく環境が変わり、変遷の波にのまれてしまった。
具体的には
・バシャミラーをある程度意識していたが、思ってたよりもバシャがはやり過ぎて全くバシャにスキがない構築が増えた。
・耐久振りエアスラリザYで死亡。
・トリルミミッキュでお通夜。
などなどですね。
途中で使うのやめて爆乳ガルクレセとかいうのでふざけ始めたあたり、実質撤退でした。
最高レート1970
使うのやめたのは1800前半くらいですかね。
USMでは21頑張ります。