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まあ今更なカンジ半端じゃないですけれど、ふと思ったので各タイプごとの特色をまとめておきます。
メモ程度なので参考になればという、そんなレベルの記事。
ちなみに対戦環境とか構築とか、そういった話がメインです。
(めっちゃ長いので見たいとこだけ見る、みたいに使ってください)
現在、ポケモンには18タイプ存在しますがすべてのタイプに特色があると考えているのでパーティを組む時の全体像からどのタイプが軸として適任かに使えそうです。
※完全に主観な上にイメージと環境にいるポケモンからの話になるので例外も多々あります。
・ノーマル
有利:なし
不利:かくとう
特徴
いわゆる「オールラウンダー」。よく言えば万能。悪く言えば器用貧乏。
全体的にウェポンが豊富で、攻撃技なら範囲を広くとれる。サポートなら再生技や補助技が豊富なポケモンが多い。代わりに複合タイプのポケモンが非常に少ない。
弱点が一つしかなく、構築内の「防御」の役割を担うイメージ。
攻撃視点でもメガガルーラやポリゴンZのように高火力を抱えるポケモンもいるが、良くも悪くも「タイプ一致」「等倍」による攻撃しかできない。
総合的に見て、種族値や努力値の数値配分に大きく依存したタイプと言える。
例)ガルーラ、ポリゴン2、カビゴン
・ほのお
有利:くさ、むし、こおり、はがね
不利:みず、じめん、いわ
特徴
イメージ通り攻撃的なタイプ。構築内の「攻撃」役を担うことが多い。
あまり補助技によって相手に干渉することは少なく、どちらかというと積み技のように能力上昇を好むタイプ。(もちろん鬼火なども抱えてはいるが)
また、攻撃技が非常に豊富で選択肢が広い。
タイプ特性によりヤケドにならず、優秀な物理アタッカーが多数存在する。
また、天候:晴れによる絶大な火力アップが狙える。
評価としては攻撃的な積みアタッカーが多く、タイプ特性や天候などの恩恵を受ける代わりに種族値が高いポケモンが少ない。
例)バシャーモ、リザードン、ウルガモス
・みず
有利:ほのお、じめん、いわ
不利:くさ、でんき
特徴
一見、アニメやらの影響で防御的なイメージを持つ人が多そうだが、私は「若干攻撃よりなオールラウンダー」なイメージ。このタイプは全体で最も個体数の多いタイプのため、プレイヤーによって大きくイメージが変わるタイプ。
タイプ自体は攻撃防御どちらにおいても非常に優秀。特に高火力水技は一貫しやすく相手の構築を半壊させるだけのパワーがある。
天候:雨を利用した構築はこれが顕著な構築と言える。
ほぼすべてのポケモンが氷タイプの技をサブとして持っているのもGood。
反面、水タイプのポケモンは種族値が控えめなものが多く、補助技も貧相などの弱点もある。
タイプの優秀さと引き換えに種族値が低く設定されている。
例)ギャラドス、スイクン、アシレーヌ
・くさ
有利:みず、じめん、いわ
不利:ほのお、こおり、ひこう、むし、どく
特徴
主に状態異常や再生技、スリップダメージなど多種多様な補助技を有するタイプ。
攻撃自体は非常に一貫しにくく、火力も低めなので「補助」としての役割を担う。
一貫しやすい水や地面、電気などの攻撃を半減に抑える耐性があるものの、弱点も5つと最多。
単タイプが多く、御三家の中では最も扱いにくいタイプともいえる。
そのぶん補助技は目を見張るほど優秀なものが多く、特に「キノコのほうし」「やどりぎのタネ」に関しては対策必須級である。
しかし、タイプ特性により「粉系の技」「やどりぎのタネ」を無効化することが出来るため、くさタイプにくさタイプをぶつけるといった戦いが発生することも多い。
また、天候による恩恵を最も受けやすいタイプでもある。
例)フシギバナ、キノガッサ、ナットレイ
・でんき
有利:みず、ひこう
不利:じめん
特徴
素早さの高いポケモンが多く、ボルトチェンという交代技を持っていることから「切り込み役」といった立ち位置。
弱点が地面しかないが、耐性も非常に少ないので主に先発からかき乱してくることが多い。
タイプ特性により、マヒしないので特攻隊としては非常に優秀。
反面、単タイプのポケモンの多さが目を引く。また、物理技がメチャクチャ貧相なため、大多数が特殊ポケモンである。
さらに言えば攻撃範囲も狭いため、タイプ内で「電気技」しか共通して持っているワザがないレベル。
レートで使用されるでんきタイプは耐性の面から、主になにかしらの複合タイプをもったポケモンが多い。
例)サンダー、ロトム(各種)、カプ・コケコ
・こおり
有利:くさ、じめん、ひこう、ドラゴン
不利:ほのお、かくとう、いわ、はがね
特徴
圧倒的に耐性が少ないタイプ。驚異の1タイプのみ(こおり半減のみ)
代わりに攻撃面では非常に優秀で、多くの強力なタイプにバツグンを取れる。
4倍弱点を狙いやすいタイプでもあり、先制技である「こおりのつぶて」も持っているため、全タイプ随一の「攻撃的」なタイプ。
主に攻撃範囲を広くすることのできる複合タイプのポケモンをよく見かける。
また、限定的なポケモンに限るが耐久数値が極端に偏ったポケモンが何匹かいるため、攻撃に回っても防御に回っても尖ったポケモンが多い。
天候:あられによって唯一恩恵を受けられるタイプ。
例)パルシェン、マンムー、キュウコン(アローラ)
・かくとう
有利:ノーマル、こおり、いわ、あく、はがね
不利:ひこう、エスパー、フェアリー
特徴
非常に有利不利がハッキリした相性のタイプ。
攻撃が半減されてしまうタイプ3タイプ(ひこう、エスパー、フェアリー)からバツグンが取られてしまう。
代わりに、攻撃面は極めて優秀。ワザの選択肢が他のタイプと比べて圧倒的に多い。
特に、物理技は威力100を超えるワザを9コも抱えている(専用技含む)ため、一致火力がめちゃくちゃ高い。
さらに、地面技、岩技をほとんどのポケモンが覚える上に3色パンチ(ほのおのパンチ、かみなりパンチ、れいとうパンチ)を覚えるポケモンが多いことから、ワザのカスタマイズ次第で常に有効打を維持することも可能。
ドレイン技や先制技も完備し、不利にならない相手との殴り合いはめっぽう強い。
しかし、補助技は他のタイプと比べてとても少なく、積み技ばかりとなる事が多い。
全体で見て、殆どが物理アタッカーなことも踏まえて「タイマンでの殴り合い」をメインとした戦い方をするタイプ。
良くも悪くも構築内の「アタッカー」として採用される。
例)ヘラクロス、ルカリオ、ローブシン
・どく
有利:くさ、フェアリー
不利:じめん、エスパー
特徴
半減にできるタイプが5つあり、非常に優秀な耐性を持つ。
反面、攻撃面はあまり評価が高くなかったが、昨今のフェアリータイプが多く存在する環境ではフェアリーにバツグンを取れるというだけで充分な価値を見出されている。
7世代において大きく評価が上がったタイプともいえる。
しかし、全体的に種族値は低めであり純粋な殴り合いよりは、状態異常などの搦手を使用した戦術を得意とする。
タイプ特性により、「どくどく」が必中かつ「どく状態にならない」という耐久合戦において大きなアドバンテージとなりうることから、主に「防御」または「防御を崩す」役割を担うことが多い。
例)ベトベトン(アローラ)、ドヒドイデ、ウツロイド
・じめん
有利:ほのお、でんき、どく、いわ、はがね
不利:みず、くさ、こおり
特徴
非常に優秀なワザである「じしん」を持っており、5つのタイプにバツグンが取れる攻撃的なタイプ。サブウェポンとして岩技を覚えるポケモンが多く、有効打が全くないといった状態が発生しにくい。
また、唯一でんきタイプにバツグンを取れ、でんきタイプも無効化できるため多くの構築に1匹は採用される優秀なタイプと言える。
「攻撃」「防御」共にこなす「戦闘員」といった印象。
しかし、補助技は「ステルスロック」を覚えるポケモンが多いこと以外は特徴が無く、補助主体のポケモンは少ない。
全体的に優秀なことには間違いないが、弱点となるタイプがすべてサブウェポンとして採用されやすいため、思ってもいないところから致命傷をもらうコトも多い。
天候:砂嵐によって恩恵を受けるタイプの一つ。砂パと呼ばれるパーティのエースは大体このタイプから選ばれる。
例)ガブリアス、カバルドン、ドリュウズ、ランドロス(霊獣)
・ひこう
有利:くさ、かくとう、むし
不利:でんき、こおり、いわ
特徴
非常に高種族値なポケモンが多く、唯一、全タイプの複合を抱えている優秀なタイプ。
タイプに似合った素早さの速いポケモンたちに加え、「おいかぜ」といった大きく素早さ関係を変動させるワザももっている。
このタイプは5世代→6世代に移行するタイミングでタイプとしての特色を大きく変えた。
5世代レート環境において、この「ひこうタイプ」は主に「かくとうタイプ」を半減で抑え、「じめんタイプ」を無効にするという「防御」的側面が非常に大きかった。
特に高火力の一致技を使えるポケモンが少なかったことも関係しているだろう。
しかし、6世代においてタイプ一致高火力ワザを使えるポケモンが増えたことにより「攻撃」的なタイプに切り替わった。
なによりも
種族値+威力+無効にされない
といった一貫性がそれを後押ししているだろう。
ちなみに「ひこう」単タイプは「トルネロス」のみである。
例)ボーマンダ、ファイアロー、テッカグヤ
・エスパー
有利:かくとう、どく
不利:むし、ゴースト、あく
特徴
とにかく「種族値」「特性」「ワザ範囲」。
どれをとっても全タイプの中で最も高い水準を誇るタイプ。
アタッカーも補助もこなせる「万能」なタイプと言える。
しかし、「タイプ相性」に関しては全タイプの中で極めて厳しい立ち位置にいる。
理由としては
1.無効タイプかつバツグンを取られる「あくタイプ」がいる。
2.タイプ一致技が貧弱。
3.単タイプが多い。
といった理由が挙げられる。
もちろん、一貫しやすいタイプでもあるため、初代最強タイプと言われた名残はある。
素早さを完全に逆転させる「トリックルーム」はエスパータイプらしいトリッキーかつ強力なワザだ。
エスパータイプのポケモンは多くのことが出来るためなにをさせるか迷いがちだが、攻撃か補助か明確な「役割」を持たせると強さが現れる。
例)フーディン、クレセリア、カプ・テテフ
・むし
有利:くさ、エスパー、あく
不利:ほのお、ひこう、いわ
特徴
「くさタイプ」と近いトリッキーな「補助」型のタイプ。
種族値は全体的にかなり控えめで、正面からの殴り合いをすることは少ない。
しかし現在、レート環境で使用できる最強とも言える積み技「ちょうのまい」を使えるポケモンがいるため、種族値を上回るパワーを叩き出すことのできるタイプでもある。
また、「とんぼがえり」や「ねばねばネット」といったサポート寄りの行動も他のタイプとの大きな差別化点である。
多種多様な補助技を持つことから、いわゆるハメ戦術なども得意とし、種族値が控えめということも納得できるほどの強さがある。
例)ハッサム、デンチュラ、ビビヨン
・いわ
有利:ほのお、ひこう、むし、こおり
不利:みず、くさ、かくとう、じめん、はがね
特徴
攻撃と防御の種族値が高く、相性の良い相手には後出しからでも一方的に倒せるほどのパワーを誇る。
タイプ相性の有利不利が非常に多く、お世辞にも扱いやすいタイプとは言えない。しかし、高い耐久指数から一致弱点技を耐えて逆に反撃するといった芸当が可能だったりする。
有利不利がハッキリしていることからサイクル構築で採用されることが多い。
タイプ一致ワザが常に命中不安になりやすいという大きな弱点を抱えている。
また、タイプ特性により、天候:砂嵐 によって特防が1.5倍になることで特殊アタッカーとも殴り合えるだけの耐久を確保できる。
意外と忘れられてることが多い。
例)バンギラス、ドサイドン、テラキオン
・ゴースト
有利:エスパー、ゴースト
不利:ゴースト、あく
特徴
珍しいタイプミラーマッチがお互いに不利にも有利にもなるタイプ。
タイプ相性によるバツグンを狙えることは少ないが、ゴースト技を半減以下に抑えることが出来るタイプが「ノーマル」「あく」の2タイプのみという屈指の一貫性を誇る。
そのせいか、種族値、ワザ威力、ともにかなり控えめに設定されている印象。
ゴーストタイプの最も優秀な点は全タイプ中、トップクラスの補助技である。
「のろい」「みちづれ」を筆頭に、他のタイプとは一線を介すほど強力なものが多く存在する。
また、他のタイプの補助技を多く覚えるといった特色もある。
現環境において中心にいるともいえるほどのタイプだが、本来の種族値の低さが如実に表れることも多く、簡単に扱えるタイプではない。クセのある「かき乱し」役。
例)ゲンガー、ギルガルド、ミミッキュ
・ドラゴン
有利:ドラゴン
不利:こおり、ドラゴン、フェアリー
特徴
所属するポケモンの平均種族値がトップクラスのタイプ。
まさにドラゴンという名にふさわしい種族値=パワーを象徴するようなポケモンばかりである。
5世代環境の中心にいたタイプということもあってか、フェアリータイプの増加で激減してしまい、その名の通り絶滅危惧種のようになっている。
しかし、「種族値」「ワザ範囲」は非常に優秀で、現環境でもよく目にする「りゅうのまい」という強力な積み技を持つこともその強さを支えている。
一度スキを見せたら一気にゲームエンドにまでもっていくパワーはいまも健在で、5世代の覇者であることを思い出させるモノは残っている。
特に、タイプ一致技である「げきりん」と「りゅうせいぐん」という、物理特殊共に瞬間高火力ワザを持っているのはドラゴンタイプの強みの1つだ。
種族値やワザ威力、一貫しやすさなどから構築の「エース」又は「崩し役」として採用されることが多い。
例)カイリュー、メガリザードンX、ラティオス、
・あく
有利:エスパー、ゴースト
不利:かくとう、むし、フェアリー
特徴
全タイプ中、最もクセの強いタイプ。
「ちょうはつ」「おきみやげ」といった補助技から、「イカサマ」「はたきおとす」「おいうち」など様々な追加効果をもつ攻撃技まで有する「トリックスター」のような立ち位置。
しかし効果が強力な分、攻撃技の威力は低く全体的な種族値も低いため扱うのは至難。
唯一、ゴーストタイプに絶対的有利を取れるがフェアリータイプの増加でさらに扱いが難しいものとなっている。
条件付きだが、高火力先制技の「ふいうち」をもっていることも含め、いわゆる「読み」を多用することになる「心理的勝負」を持ち味とする。
例)ブラッキー、アブソル、サザンドラ
・はがね
有利:こおり、いわ、フェアリー
不利:ほのお、かくとう、じめん
特徴
全タイプ中、最も多い耐性を有するタイプ。
まさに構築の「盾」として採用されることが多く、構築内に2匹いることも珍しくない。
また、種族値も優秀なポケモンが多く、「はがねタイプ」にどのポケモンを採用するかで構築の色が垣間見える。
全体的に素早さが遅く、耐久が高いため後出し性能に特化している。
多種多様な複合タイプのポケモンが属しており、構築の穴を埋めることにも秀でている。
「どくタイプ」が無効であることから、「どく」状態になる事は極めて少なく、耐久型のポケモンが多い。
最近は「フェアリータイプ」対策としてアタッカー型も増えてきている。
例)エアームド、メタグロス、ヒードラン、
・フェアリー
有利:かくとう、ドラゴン、あく
不利:どく、はがね
特徴
最も新しいタイプであり、種類も少ないタイプ。
6世代から登場したことから、5世代にトップメタであった「かくとう」「ドラゴン」タイプへの大きな対策として取り入れられたことが垣間見える。
非常にかわいいポケモンが多いが、その実、戦い方は非常に脳筋。
攻撃が一貫しやすいことや、種族値にムダのないポケモンが多いことからアタッカー運用されるのが主流。
また、弱点が少ないことや複合タイプ次第で弱点を減らせることからタイプ性能はトップクラスである。
弱点を挙げるとしたら、
「ワザの選択肢が狭い」
「種族値が控えめ」
ということだろうか。
「攻撃」「防御」共に優秀なため、新しい「オールラウンダー」と言えるだろう。
例)サーナイト、クチート、ミミッキュ
メモ程度なので参考になればという、そんなレベルの記事。
ちなみに対戦環境とか構築とか、そういった話がメインです。
(めっちゃ長いので見たいとこだけ見る、みたいに使ってください)
現在、ポケモンには18タイプ存在しますがすべてのタイプに特色があると考えているのでパーティを組む時の全体像からどのタイプが軸として適任かに使えそうです。
※完全に主観な上にイメージと環境にいるポケモンからの話になるので例外も多々あります。
・ノーマル
有利:なし
不利:かくとう
特徴
いわゆる「オールラウンダー」。よく言えば万能。悪く言えば器用貧乏。
全体的にウェポンが豊富で、攻撃技なら範囲を広くとれる。サポートなら再生技や補助技が豊富なポケモンが多い。代わりに複合タイプのポケモンが非常に少ない。
弱点が一つしかなく、構築内の「防御」の役割を担うイメージ。
攻撃視点でもメガガルーラやポリゴンZのように高火力を抱えるポケモンもいるが、良くも悪くも「タイプ一致」「等倍」による攻撃しかできない。
総合的に見て、種族値や努力値の数値配分に大きく依存したタイプと言える。
例)ガルーラ、ポリゴン2、カビゴン
・ほのお
有利:くさ、むし、こおり、はがね
不利:みず、じめん、いわ
特徴
イメージ通り攻撃的なタイプ。構築内の「攻撃」役を担うことが多い。
あまり補助技によって相手に干渉することは少なく、どちらかというと積み技のように能力上昇を好むタイプ。(もちろん鬼火なども抱えてはいるが)
また、攻撃技が非常に豊富で選択肢が広い。
タイプ特性によりヤケドにならず、優秀な物理アタッカーが多数存在する。
また、天候:晴れによる絶大な火力アップが狙える。
評価としては攻撃的な積みアタッカーが多く、タイプ特性や天候などの恩恵を受ける代わりに種族値が高いポケモンが少ない。
例)バシャーモ、リザードン、ウルガモス
・みず
有利:ほのお、じめん、いわ
不利:くさ、でんき
特徴
一見、アニメやらの影響で防御的なイメージを持つ人が多そうだが、私は「若干攻撃よりなオールラウンダー」なイメージ。このタイプは全体で最も個体数の多いタイプのため、プレイヤーによって大きくイメージが変わるタイプ。
タイプ自体は攻撃防御どちらにおいても非常に優秀。特に高火力水技は一貫しやすく相手の構築を半壊させるだけのパワーがある。
天候:雨を利用した構築はこれが顕著な構築と言える。
ほぼすべてのポケモンが氷タイプの技をサブとして持っているのもGood。
反面、水タイプのポケモンは種族値が控えめなものが多く、補助技も貧相などの弱点もある。
タイプの優秀さと引き換えに種族値が低く設定されている。
例)ギャラドス、スイクン、アシレーヌ
・くさ
有利:みず、じめん、いわ
不利:ほのお、こおり、ひこう、むし、どく
特徴
主に状態異常や再生技、スリップダメージなど多種多様な補助技を有するタイプ。
攻撃自体は非常に一貫しにくく、火力も低めなので「補助」としての役割を担う。
一貫しやすい水や地面、電気などの攻撃を半減に抑える耐性があるものの、弱点も5つと最多。
単タイプが多く、御三家の中では最も扱いにくいタイプともいえる。
そのぶん補助技は目を見張るほど優秀なものが多く、特に「キノコのほうし」「やどりぎのタネ」に関しては対策必須級である。
しかし、タイプ特性により「粉系の技」「やどりぎのタネ」を無効化することが出来るため、くさタイプにくさタイプをぶつけるといった戦いが発生することも多い。
また、天候による恩恵を最も受けやすいタイプでもある。
例)フシギバナ、キノガッサ、ナットレイ
・でんき
有利:みず、ひこう
不利:じめん
特徴
素早さの高いポケモンが多く、ボルトチェンという交代技を持っていることから「切り込み役」といった立ち位置。
弱点が地面しかないが、耐性も非常に少ないので主に先発からかき乱してくることが多い。
タイプ特性により、マヒしないので特攻隊としては非常に優秀。
反面、単タイプのポケモンの多さが目を引く。また、物理技がメチャクチャ貧相なため、大多数が特殊ポケモンである。
さらに言えば攻撃範囲も狭いため、タイプ内で「電気技」しか共通して持っているワザがないレベル。
レートで使用されるでんきタイプは耐性の面から、主になにかしらの複合タイプをもったポケモンが多い。
例)サンダー、ロトム(各種)、カプ・コケコ
・こおり
有利:くさ、じめん、ひこう、ドラゴン
不利:ほのお、かくとう、いわ、はがね
特徴
圧倒的に耐性が少ないタイプ。驚異の1タイプのみ(こおり半減のみ)
代わりに攻撃面では非常に優秀で、多くの強力なタイプにバツグンを取れる。
4倍弱点を狙いやすいタイプでもあり、先制技である「こおりのつぶて」も持っているため、全タイプ随一の「攻撃的」なタイプ。
主に攻撃範囲を広くすることのできる複合タイプのポケモンをよく見かける。
また、限定的なポケモンに限るが耐久数値が極端に偏ったポケモンが何匹かいるため、攻撃に回っても防御に回っても尖ったポケモンが多い。
天候:あられによって唯一恩恵を受けられるタイプ。
例)パルシェン、マンムー、キュウコン(アローラ)
・かくとう
有利:ノーマル、こおり、いわ、あく、はがね
不利:ひこう、エスパー、フェアリー
特徴
非常に有利不利がハッキリした相性のタイプ。
攻撃が半減されてしまうタイプ3タイプ(ひこう、エスパー、フェアリー)からバツグンが取られてしまう。
代わりに、攻撃面は極めて優秀。ワザの選択肢が他のタイプと比べて圧倒的に多い。
特に、物理技は威力100を超えるワザを9コも抱えている(専用技含む)ため、一致火力がめちゃくちゃ高い。
さらに、地面技、岩技をほとんどのポケモンが覚える上に3色パンチ(ほのおのパンチ、かみなりパンチ、れいとうパンチ)を覚えるポケモンが多いことから、ワザのカスタマイズ次第で常に有効打を維持することも可能。
ドレイン技や先制技も完備し、不利にならない相手との殴り合いはめっぽう強い。
しかし、補助技は他のタイプと比べてとても少なく、積み技ばかりとなる事が多い。
全体で見て、殆どが物理アタッカーなことも踏まえて「タイマンでの殴り合い」をメインとした戦い方をするタイプ。
良くも悪くも構築内の「アタッカー」として採用される。
例)ヘラクロス、ルカリオ、ローブシン
・どく
有利:くさ、フェアリー
不利:じめん、エスパー
特徴
半減にできるタイプが5つあり、非常に優秀な耐性を持つ。
反面、攻撃面はあまり評価が高くなかったが、昨今のフェアリータイプが多く存在する環境ではフェアリーにバツグンを取れるというだけで充分な価値を見出されている。
7世代において大きく評価が上がったタイプともいえる。
しかし、全体的に種族値は低めであり純粋な殴り合いよりは、状態異常などの搦手を使用した戦術を得意とする。
タイプ特性により、「どくどく」が必中かつ「どく状態にならない」という耐久合戦において大きなアドバンテージとなりうることから、主に「防御」または「防御を崩す」役割を担うことが多い。
例)ベトベトン(アローラ)、ドヒドイデ、ウツロイド
・じめん
有利:ほのお、でんき、どく、いわ、はがね
不利:みず、くさ、こおり
特徴
非常に優秀なワザである「じしん」を持っており、5つのタイプにバツグンが取れる攻撃的なタイプ。サブウェポンとして岩技を覚えるポケモンが多く、有効打が全くないといった状態が発生しにくい。
また、唯一でんきタイプにバツグンを取れ、でんきタイプも無効化できるため多くの構築に1匹は採用される優秀なタイプと言える。
「攻撃」「防御」共にこなす「戦闘員」といった印象。
しかし、補助技は「ステルスロック」を覚えるポケモンが多いこと以外は特徴が無く、補助主体のポケモンは少ない。
全体的に優秀なことには間違いないが、弱点となるタイプがすべてサブウェポンとして採用されやすいため、思ってもいないところから致命傷をもらうコトも多い。
天候:砂嵐によって恩恵を受けるタイプの一つ。砂パと呼ばれるパーティのエースは大体このタイプから選ばれる。
例)ガブリアス、カバルドン、ドリュウズ、ランドロス(霊獣)
・ひこう
有利:くさ、かくとう、むし
不利:でんき、こおり、いわ
特徴
非常に高種族値なポケモンが多く、唯一、全タイプの複合を抱えている優秀なタイプ。
タイプに似合った素早さの速いポケモンたちに加え、「おいかぜ」といった大きく素早さ関係を変動させるワザももっている。
このタイプは5世代→6世代に移行するタイミングでタイプとしての特色を大きく変えた。
5世代レート環境において、この「ひこうタイプ」は主に「かくとうタイプ」を半減で抑え、「じめんタイプ」を無効にするという「防御」的側面が非常に大きかった。
特に高火力の一致技を使えるポケモンが少なかったことも関係しているだろう。
しかし、6世代においてタイプ一致高火力ワザを使えるポケモンが増えたことにより「攻撃」的なタイプに切り替わった。
なによりも
種族値+威力+無効にされない
といった一貫性がそれを後押ししているだろう。
ちなみに「ひこう」単タイプは「トルネロス」のみである。
例)ボーマンダ、ファイアロー、テッカグヤ
・エスパー
有利:かくとう、どく
不利:むし、ゴースト、あく
特徴
とにかく「種族値」「特性」「ワザ範囲」。
どれをとっても全タイプの中で最も高い水準を誇るタイプ。
アタッカーも補助もこなせる「万能」なタイプと言える。
しかし、「タイプ相性」に関しては全タイプの中で極めて厳しい立ち位置にいる。
理由としては
1.無効タイプかつバツグンを取られる「あくタイプ」がいる。
2.タイプ一致技が貧弱。
3.単タイプが多い。
といった理由が挙げられる。
もちろん、一貫しやすいタイプでもあるため、初代最強タイプと言われた名残はある。
素早さを完全に逆転させる「トリックルーム」はエスパータイプらしいトリッキーかつ強力なワザだ。
エスパータイプのポケモンは多くのことが出来るためなにをさせるか迷いがちだが、攻撃か補助か明確な「役割」を持たせると強さが現れる。
例)フーディン、クレセリア、カプ・テテフ
・むし
有利:くさ、エスパー、あく
不利:ほのお、ひこう、いわ
特徴
「くさタイプ」と近いトリッキーな「補助」型のタイプ。
種族値は全体的にかなり控えめで、正面からの殴り合いをすることは少ない。
しかし現在、レート環境で使用できる最強とも言える積み技「ちょうのまい」を使えるポケモンがいるため、種族値を上回るパワーを叩き出すことのできるタイプでもある。
また、「とんぼがえり」や「ねばねばネット」といったサポート寄りの行動も他のタイプとの大きな差別化点である。
多種多様な補助技を持つことから、いわゆるハメ戦術なども得意とし、種族値が控えめということも納得できるほどの強さがある。
例)ハッサム、デンチュラ、ビビヨン
・いわ
有利:ほのお、ひこう、むし、こおり
不利:みず、くさ、かくとう、じめん、はがね
特徴
攻撃と防御の種族値が高く、相性の良い相手には後出しからでも一方的に倒せるほどのパワーを誇る。
タイプ相性の有利不利が非常に多く、お世辞にも扱いやすいタイプとは言えない。しかし、高い耐久指数から一致弱点技を耐えて逆に反撃するといった芸当が可能だったりする。
有利不利がハッキリしていることからサイクル構築で採用されることが多い。
タイプ一致ワザが常に命中不安になりやすいという大きな弱点を抱えている。
また、タイプ特性により、天候:砂嵐 によって特防が1.5倍になることで特殊アタッカーとも殴り合えるだけの耐久を確保できる。
意外と忘れられてることが多い。
例)バンギラス、ドサイドン、テラキオン
・ゴースト
有利:エスパー、ゴースト
不利:ゴースト、あく
特徴
珍しいタイプミラーマッチがお互いに不利にも有利にもなるタイプ。
タイプ相性によるバツグンを狙えることは少ないが、ゴースト技を半減以下に抑えることが出来るタイプが「ノーマル」「あく」の2タイプのみという屈指の一貫性を誇る。
そのせいか、種族値、ワザ威力、ともにかなり控えめに設定されている印象。
ゴーストタイプの最も優秀な点は全タイプ中、トップクラスの補助技である。
「のろい」「みちづれ」を筆頭に、他のタイプとは一線を介すほど強力なものが多く存在する。
また、他のタイプの補助技を多く覚えるといった特色もある。
現環境において中心にいるともいえるほどのタイプだが、本来の種族値の低さが如実に表れることも多く、簡単に扱えるタイプではない。クセのある「かき乱し」役。
例)ゲンガー、ギルガルド、ミミッキュ
・ドラゴン
有利:ドラゴン
不利:こおり、ドラゴン、フェアリー
特徴
所属するポケモンの平均種族値がトップクラスのタイプ。
まさにドラゴンという名にふさわしい種族値=パワーを象徴するようなポケモンばかりである。
5世代環境の中心にいたタイプということもあってか、フェアリータイプの増加で激減してしまい、その名の通り絶滅危惧種のようになっている。
しかし、「種族値」「ワザ範囲」は非常に優秀で、現環境でもよく目にする「りゅうのまい」という強力な積み技を持つこともその強さを支えている。
一度スキを見せたら一気にゲームエンドにまでもっていくパワーはいまも健在で、5世代の覇者であることを思い出させるモノは残っている。
特に、タイプ一致技である「げきりん」と「りゅうせいぐん」という、物理特殊共に瞬間高火力ワザを持っているのはドラゴンタイプの強みの1つだ。
種族値やワザ威力、一貫しやすさなどから構築の「エース」又は「崩し役」として採用されることが多い。
例)カイリュー、メガリザードンX、ラティオス、
・あく
有利:エスパー、ゴースト
不利:かくとう、むし、フェアリー
特徴
全タイプ中、最もクセの強いタイプ。
「ちょうはつ」「おきみやげ」といった補助技から、「イカサマ」「はたきおとす」「おいうち」など様々な追加効果をもつ攻撃技まで有する「トリックスター」のような立ち位置。
しかし効果が強力な分、攻撃技の威力は低く全体的な種族値も低いため扱うのは至難。
唯一、ゴーストタイプに絶対的有利を取れるがフェアリータイプの増加でさらに扱いが難しいものとなっている。
条件付きだが、高火力先制技の「ふいうち」をもっていることも含め、いわゆる「読み」を多用することになる「心理的勝負」を持ち味とする。
例)ブラッキー、アブソル、サザンドラ
・はがね
有利:こおり、いわ、フェアリー
不利:ほのお、かくとう、じめん
特徴
全タイプ中、最も多い耐性を有するタイプ。
まさに構築の「盾」として採用されることが多く、構築内に2匹いることも珍しくない。
また、種族値も優秀なポケモンが多く、「はがねタイプ」にどのポケモンを採用するかで構築の色が垣間見える。
全体的に素早さが遅く、耐久が高いため後出し性能に特化している。
多種多様な複合タイプのポケモンが属しており、構築の穴を埋めることにも秀でている。
「どくタイプ」が無効であることから、「どく」状態になる事は極めて少なく、耐久型のポケモンが多い。
最近は「フェアリータイプ」対策としてアタッカー型も増えてきている。
例)エアームド、メタグロス、ヒードラン、
・フェアリー
有利:かくとう、ドラゴン、あく
不利:どく、はがね
特徴
最も新しいタイプであり、種類も少ないタイプ。
6世代から登場したことから、5世代にトップメタであった「かくとう」「ドラゴン」タイプへの大きな対策として取り入れられたことが垣間見える。
非常にかわいいポケモンが多いが、その実、戦い方は非常に脳筋。
攻撃が一貫しやすいことや、種族値にムダのないポケモンが多いことからアタッカー運用されるのが主流。
また、弱点が少ないことや複合タイプ次第で弱点を減らせることからタイプ性能はトップクラスである。
弱点を挙げるとしたら、
「ワザの選択肢が狭い」
「種族値が控えめ」
ということだろうか。
「攻撃」「防御」共に優秀なため、新しい「オールラウンダー」と言えるだろう。
例)サーナイト、クチート、ミミッキュ
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5世代構築
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